NPO法人「アジア太平洋資料センター」という団体が、就活中の学生向けに
「ブラック企業にご用心-就活・転職の落とし穴-」というDVDを作成して、
7日に都内で上映会を開催したそうです。
今はどの業界でも、コスト削減が一番の問題になっています。
特に人件費は、会社を経営する中で一番金額が大きいため、
ここのコストをいかに抑えるかが会社にとっては死活問題になります。
それゆえ、過酷な労働条件で就業させられる人が、潜在的な人数も含めて
増えてきているのが実情です。
例えば、通常勤務の他にも時間外勤務の方が何倍も多い会社や、
社員が通常勤務や残業をしても、一切賃金や残業代を支払わない会社、
社員を人として扱うことなく、パワハラやセクハラ三昧で人を道具としてしか
思っていないような職場の雰囲気が最悪という会社が多くなってきています。
多くの業界や会社に言えることですが、「辞めたきゃ辞めればいいよ、
替えはどうせ腐るほどいるから」という雰囲気が滲みでているところが
いたるところで感じますね。
せっかく頑張って就職活動をして、内定を貰って仕事をしているのに、辞めた後のことを考えてしまうと思います。
生活ができなくなる、将来が見えなくて不安だから、辞めたら恥ずかしいし両親や友達に話せない、
と思ったら辛くても我慢して働いている人が大多数でしょうね。
それでも、割り切って自分の中でうまく処理して解決できるなら問題はないのですが、
解決できずに自分の中で悩みを溜めこんでいると、うつ病になったり
自殺をしてしまうという最悪なケースに発展しかねないです。
仕事を頑張って続けることは素晴らしいですが、自分の体や命を犠牲にしてまで
仕事をするのは違うと思います。
今仕事が辛くてどうしようかと考えている人は、今一度考えてみてください。
あなたがうつ病になったり、自殺をしたことで、どれだけの人が苦労をして悲しむのかを
考えてみてください。
この世に亡くなっていい人間は一人もいません。
命は自分一人のものではないということを自覚 したうえで、辛くて苦しい会社を
退職することをお勧めします。
会社を退職しても、生きている限りはいつでもやり直しができますし、
諦めなければ人生を立て直すことは可能ですから。
これを書いている私自身も、会社では散々な目に逢いました。
次回は、自分が働いていたブラック会社での話と、会社が
労働者をどのように扱っているのかを実例を交えてお話します。
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